毎日献立を考えるストレスから解消されるために、献立ボードを作ってみた
献立を考えるのって、大変
料理すること自体は、そんなに苦ではない。
むしろ楽しんでやるときの方が多いいかな、とさえ思う。
の、ですが。
献立を考えるのは本当に苦手です。
我が家の買い出しは週に一回です!
と、人に伝えると「じゃあ一週間分の献立考えて買い出しに行ってるの!?すごいね!」と言われるのですが、実態は真逆。
食べたいものと使い勝手のいいものを5000円分くらいワーッと買ってきて、一週間毎日献立についてうなりながら過ごしてました。
買ってきたもので1週間の献立を作るという発想の転換
SNSなどで参考にさせていただいている家事アカウントさんの多くが、
献立を考える
↓
それに基づいて必要なもののみを買ってくる
というやり方だったので、それを真似しようとして挫折しました。
けれど献立は考えないといけないので、「これ食べたい」と用途を明確にして買ってきた食材が尽きると、あるものをひたすらク〇クパッドの検索窓に打ち込む作業が始まります。
あれ?この作業を週の初めにまとめてやったらいいんじゃないか???
どうせ毎日するなら、まとめて先に済ませてリストアップしておけば楽なんじゃ???
目指す献立&食材管理の形
- 週1の買い出しでは食べたいものと、使いやすそうなもの・安いものを買ってくる
- 買ってきたものをしまうときに、一週間の献立を考えリスト化する
- 考えた献立を基にその一週間を過ごす
- 使いきれず残ったもののメモをもって、次の買い出しに行く(1に戻る)
理想はこれだ!!!
なんか、改めて文章にすると大したことない気もするけど、個人的にはすごく目からうろこの気づきで!!!
2の「買ってきたものをしまうときに、一週間の献立を考えリスト化する」のは、やってみて本当に効率が良かったのでお勧めしたいです。
記事の後半で、詳しく触れていきます。
さて、この理想を実施するために、ちょっと手の込んだことをした方がよさそうだなと思ったのが「献立のリスト化」について。
メモとかでもいいと思うんですが、ひだかは献立考える→買い出しのパターンを試したときに、メモを冷蔵庫にペッと貼り付けるだけだとうまくいかなかったんですね。
多分、メモの存在感の薄さと、変更したときの書きなおしにくさと、ビジュ。
ビジュ大事ですよ、モチベ上がるか上がらないかがかなりかかってきますから。
献立&食材管理用ボードを壁に穴を開けずに設置する
てことで、専用の管理ボードを設置することにしました。
ここに欲しい。この左のめっちゃ余ってるスペース、壁。
冷蔵庫に貼り付けてもいいと思うんですが、我が家の冷蔵庫はもう一杯なもんで…
マスコット系マグネット好きなんだ…
てことで、壁にボードを設置する方向で行きます。
もちろん、賃貸なので穴はあけないように考えて作っていきます。
材料
すべてDAISOでそろいました。ほんとなんでもあるよね…。
左上から
- 超強力マグネット 2セット(ボードにつける用と、壁につける用)
- ブラックボード用ペン2色
- ブラックボード
- マスキングテープ3mm幅(ボードにライン引く用)
- マスキングテープなるべく幅広いの(磁石を壁に貼り付ける用)(写真に写し忘れました)
です。
あとは、強めの接着剤があるとなお良し。
雑だけど、設計図も一応書いてました。書くほどではなかった気がする。
この雑な設計図を元に実際に作っていく
①ボードに線を引く
マスキングテープの色を、白にするかグレーにするか迷いました。
悩んだ結果、ペンの白と区別したかったので、グレーのマスキングテープで線を引くことに。
こんな感じ。
3mm幅のマステは、なんか生産数が少なくなってきている的なことがあるらしい(?)ので、最近あまり出会えません。めっちゃ好きなんだけど。
②文字を書き込む
必要な文字を書き込みます。
我が家は日曜に買い出しですが、日曜はよく総菜で済ませちゃうので月曜スタートで。
曜日のアルファベットはマステで頑張った。割と大変でした。
手書きでいいと思います。シールでもいいと思います。お好み。
③ボード側にマグネットを取り付ける
うまく作れるかどうかのカギを握っているといっても良い、超強力磁石。
写真の左側の白いところ、ボードの裏なんですがここ磁石がくっつくんです。
ガムテープだけで止めるのであればあまり気にならないかもしれませんが、接着剤を使用してくっつけるときは磁石がボードの方に吸い寄せられないよう注意してください。
接着剤を塗って、磁石おいて、上からガムテで覆う。
これが結局一番いい気がします。
こんな感じに。
磁石がとても強いのでボードのサイズによっては、磁石を2か所だけにしても支えられるかもしれません。
が、その磁石をマスキングテープが支えられるかという問題があるので、4隅に4か所きっちり磁石を用意して、マスキングテープにかかる力を分散させましょう。
※撮影時、ケチって2か所しか磁石を付けずに製作したら、一応完成したものの翌朝見事にマステがはがれて落下してました。
③壁側のマグネットを用意する
いきなり壁には張りません!
まずは、ボードの磁石がきっちりくっついたことを確認して↓こんな↓ふうに。
さっきボードに接着した磁石の上に、柄のついている方を下にしてマスキングテープを置き、マスキングテープを磁石で挟むようにもう一つの磁石を磁力でくっつけます。
これを4か所ともに実施。
マスキングテープは、超強力磁石を壁に貼るようのものなので、幅広のマスキングテープを使いましょう。
④壁にボードごとばん!
磁石でマステをサンドウィッチ出来たら、そのまま壁にばん!
赤丸の裏に磁石がいます。
ボードを少し持ち上げながら、しっかり壁に貼り付けてください。
4か所です。4か所ともしっかり貼り付けましょう。
再三になりますが、撮影時は磁石2か所で作ったものの、マスキングテープがボードの重さに耐えれず翌朝には落下しました。
※反射で写りこんでるので、これ以降モザイク
⑤ボードをいったん取り外す
壁側の磁石を壁に残したまま、一度ボードをとり外します。
磁石強いので慎重に外しましょう。そして再三ですが、ここの時点で磁石4つが壁に張り付いているのが望ましいですよ!2つだとよく朝落ちて(ry
えー、このやり方だと、壁で受け止める側の磁石を貼り付ける際に、貼る位置を計測しなくていいので楽です。
⑥磁石の貼り付けを補強するついでに壁をデコる
磁石をしっかり貼り付けようと思うと、ボードの裏側に収まる範囲のマスキングテープでは足りません。
どうせ見えるところにマスキングテープがはみ出すので、ついでにデコります。
といっても、縁取るくらいですが。
⑦磁石の位置が大丈夫か確認しつつボードを戻す
ボードを戻したら完成!!!
※相変わらずモザイク
あれ、ペンどこにおこう?
と、ここでなったので、チャチャッと作ります。
⑧おまけ:ペン置きをつくる
軽めの入れ物にしたかったので、手近なビニール袋を使いました。
口が重さで閉じないように、補強用に棒を貼ってその上から磁石を真ん中に貼ります。
ここでも、接着剤とガムテープ併用です。
ちなみに、ここで使った木の棒もDAISOの「木製スティック」。
アイスの棒のやつですね。
この一本のために買うのも…なので、割り箸でも良いのではないかと。
ボードと同じ要領で、壁に貼り付けて完成です。
こちらは軽いので、製作から1週間経ちましたがまだ一度も落ちてません。
全体像
全体としてはこんな感じ。縁取ったマステは、角を切りそろえました。
書き込んで使ってるところを上げようかとも思ったのですが、自分が映り込んでどっちみちモザイクかけることになり、何が何だか分からなくなるのでやめました。
実際に使ってみてよかった点
とりあえず、モノトーン系好きなのでブラックボードというツールを入れただけでもちょっとテンション上がりました。笑
実際に食材を見ながらだと考えやすい
記事冒頭で述べた「買ってきたものをしまうときに、一週間の献立を考えリスト化する」ことの利点です。
買ってきたものをしまうときに献立を記入することを想定していたのですが、まずそれが大正解!
買ってきたものは必ずこのタイミングで手に取りますよね。
だから、用途を決めて買ってきたものの献立はすぐに書き込めて忘れない。
豚バラしまって~大根しまって~…あ、豚バラ大根しよう!のように、実際に手に取るからいつもに比べてスムーズに献立が思いついたり。
ク〇クパッドを検索しまくる時間を、買ってきたものをしまうタイミングにまとめよう!と思って始めてみたことでしたが、検索する回数自体が減りました。
献立の共有ができるから質問攻めにならない
ご飯何?系の質問って、案外ストレスになるものです。
我が家はパートナーからたまに聞かれるくらいですが、それでもタイミングが悪いと理不尽だとわかりつつイラっときます。(今考えてるんやけど…的なタイミングとか)
これ、お子さんのいらっしゃるご家庭だとさらにストレスになってそう…。
河内瞬さんの下記のブログを読んで、改めて「ストレスだよね…」の思いを確認しました。
先回りして書いておくと、聞かれることが減りそうな、まだましになりそうな気がします。
献立についての思考負担の分散
我が家は「どうしても思いつかないところ空欄にしとくからー」と伝えているのですが、「じゃあ〇〇食べたい」などの献立案を返してくれたりするので、献立を考える労力の分散にも使えそうです。
使いたい材料は決まってるけど…な時は、その材料だけ書いて「献立募集!」と書き込んでみたり?
お題として材料を提示し、提出した献立が一番素晴らしい(作りやすい、買い足しがない…など作る人基準でベスト)と選ばれたらお肉多めにする…とか?
どうなんでしょ、我が家は人数的にお題方式は意味なさそうですが…。
今週はもう献立考えなくていいわー!の解放感
一番の利点は、やはりこれです!!!
この利点のためにやったんだから、実際に使ってみて解放感を感じられてよかった!
全く考えなくて良いというわけではないのですが、考える時間が一気に減ったのは本当にうれしい。
今までは、昼食を食べながら「晩御飯なにつくろ…」って考えてましたからね…一食完成させて食べているということは、献立に使えるネタが一つ減ったということですからね…。
目の前の食事に集中できる嬉しさよ…!
実際に使ってみて感じた欠点
欠点としては、これ。写真を見てください…。
普通に文字消したらこなこなしてしまうこと。
キッチンでこれはあまりよろしくない…ホワイトボードにすれば、この問題はほぼないかと思います。
しかし、自分は黒いのがいい!!!
ので、水を含ませたキッチンペーパーで1回拭いて、乾いたキッチンペーパーでもう一回拭くことにしました。これならこなこなしません。
ただ、2度拭きで消すことを手間に感じて続けなくなっては元も子もないので、もしかしたらホワイトボードで作り直すかもしれません。
色にこだわりがない方は、最初からホワイトボードで作ることをおすすめします。
大事なのはすぐ見えるところでリスト化すること
使える食材を実際に目の前において、何なら手に取りながらだと献立が非常に考えやすくなりました。
実物がある方が、やはり単純にイメージしやすいんでしょうね。
献立を考えたついでにできる下ごしらえもできちゃったら、その週はもう無敵な気分です。
けれど、下ごしらえまでやっても何を作るつもりだったのか忘れたら意味がありません。割とよくやらかしてたんですが、自分だけですか…?
なので、見える形でのリスト化を忘れると意味がありません。
特にこの記事に共感してくださってる方は献立に関してひだかと近しい感覚がある場合も多いと思うのですが、頭の中だけで考えても忘れてしまいませんか?
お店で献立を考えながら買い出しをして、考えた献立はスマホのメモに…ということもしてみましたが、うまくいきませんでした。
だって、そのスマホの中のメモを見るの忘れて献立を悩み始めてしまうから。
献立を考えるという行動は、すでに習慣づいています。
一方で、「あらかじめ立てた献立を確認する」という行動は、まだ習慣づいていません。
けれどせっかく考えた献立を活かしたいので、無理にでも習慣化する手立てを打つ必要があります。
その手立てが見える形でリスト化するというやり方です。
我が家がボードを設置したあの位置、キッチンに用事をしに来たらいやでも目に入る位置なんです。
ということは、あらかじめ立てた献立の存在はキッチンに行くたびに思い出されるし、買い出しから帰ってきたら献立を考えると決めたということも、冷蔵庫に近づけばボードが目に入るので思い出します。
設置してから1週間以上がたっていますが、今のところ献立どうしようと日常的に考える必要がなくなってかなり気が楽です。
今後の改善点
ボードそのものというか、マステの接着力ですね。
磁石の数を増やした後も、大きめのボードを使用したからかじわじわとマスキングテープがはがれて浮いてきます。
気づいたときにグッと張りなおせば落下しませんが、1度夜中に落ちてしまっていました。
ボードそのものを軽いものに変えるか、磁石をもう1セット分増やすかすればいけそうな気もしますが…。
穴をあけないように壁に額縁などを飾るツールも販売されているので、ケチらず素直にマステで貼り付けるのはやめようと思います。笑